国登録有形文化財 畑田家住宅 5月20日

お知らせ

畑田家住宅において、下記のような内容でお話会が開催されます。
詳しくは、畑田家住宅活用保存会HPをご覧くださいますようお願いいたします。
「木造住宅のこれまでとこれから」
歴史のある住宅の数はとても少なくなり、現在も少しずつ壊されて減り続けています。私の事務所のある桜井のこの近辺は昔の住宅が40%ととても多い所ですが、空き家になって傷んでいくままに放置されている家が何軒もあり、いつ潰されるか予断を許さない状況です。
日本には伝統的な住宅の作り方があり、それらは地域によって少しずつ違い、それぞれ特徴を持っていましたが、基本的にはしっかりとした骨組みを木材で作り、板、土、茅、瓦などで仕上げていくものでした。そして、何代にもわたって修理や改修、増築をしながら使い続けられました。
ところが、戦後に住宅をたくさん作る必要があったため、簡易な作り方の住宅が建てられるようになり、それが主流になり、最近ではハウスメーカーの住宅が主流になっています。日本の古来の住宅に対する考え方は、古い建物が無くなっていくのと一緒に消えていくのでしょうか。
江戸時代から戦前に昔の建て方で作られた住宅と戦後の住宅はどのような違いがあるのかということを建物の作り方をお話しすることによって、違いについてお考えいただき、これからはどのような住宅が望ましいかを皆様と一緒にお話しさせていただきたいと考えております。