高野山「家づくり講話会」に参加して
エッセイ・コラム
夏休み最後の土曜日、高野山壇上伽藍にてライブが予定されていたこともあって、高野山は観光客で賑わっていました。
にわか雨が降ったにもかかわらず、数組の方がたが講話会にお越し下さり、日本における森林の状況や高野山の森についての㈱トビムシの説明に熱心に耳を傾けて下さいました。その後、建築家が住宅の設計に関わって高野山の森の材木を用いて家を建てる場合の説明をさせていただきました。
数年前に高野山の木(高野霊木)を住宅に使わせていただいたご縁で、今回の催しになりました。
1,400年前からたくさんの方々によって、大切に育てられてきた森、その森を手入れするための間伐材が、住宅用木材として使える大きさに育っています。森はさわらずに置いておくのではなく,枝を打ち、余分な立木を切り取って適度な隙間を作ることによって、元気な森になります。たくさん切り取った場合は、苗木を植えて育てます。そうやって、森は循環していくのが、一番望ましい姿です。
新築をお考えの方で、完成までの期間を長くみていただければ、高野山の森の木を自然乾燥させた木を使って、家を建てることができます。
次回の「家づくり講話会」は11月3日(木)を予定しています。
詳細が決定次第HPでご連絡致します。