登録文化財 洋館 / 改修

屋敷には和館、洋館、土蔵が建てられていましたが、洋館だけが取り壊されずに残りました。
木造 2 階建てで、切妻屋根、寄棟屋根と屋根窓を持ち、外壁に貼られたレンガタイルや玄関ポーチのデザインからも大正時代の趣が感じられます。

住宅として使われていましたが、集会室として修復しました。そのために開口部は防火窓となっています。アルミサッシに改造されていましたが取り外し、今回防火窓はほとんど木製としました。できる限り、当初のものを残し、取り替える部分を最小限に抑えました。屋根はセメント瓦葺で、80年ほど経っていたためたいそう傷んでおり、よく似た形状の三州瓦に葺き替えました。
Photo by Robert McLeod

所在地:兵庫県
竣 工:大正12年
構 造:木造2階建
延床面積:268.85㎡
施 工:(株)笠谷工務店

上部2段(8枚)は改修後の写真です。
下段2段(6枚)は改修前の写真です。