天理市トレイルセンター 室内リニューアル
家具のデザイン、選定と展示プロデュース
奈良県天理市柳本にあるトレイルセンターは、「山ノ辺の道」のちょうど中間地点にある無料休憩所です。
このたび、内部の改装工事が行われ、それに伴って家具備品が新しくなり、展示コーナーが刷新されました。
その家具備品のデザイン、選定と展示のプロデュースを行いました。
予算の範囲内で最高の結果を出すため、ほとんどメラミンのような物は使わず、集成材ではありますが、
無垢の木材を使いました。
少しだけ休みたい人のために、入り口付近に8角形のソファを作りました。
テーブルはサぺりというマホガニー系のアフリカ材で作られています。
板は厚みが5㎝長さ2m40cm幅90㎝の1枚板です。
多くの方に1枚板のテーブルの良さを体感していただきたいと考え、
無料休憩コーナーに置きました。
天理市文化財課と天理大学桑原研究室による展示です。
古墳からの出土物のショーケースとひれ付き円筒埴輪のレプリカ展示台を作りました。
保田與重郎コーナーの展示棚
保田與重郎氏は「山ノ辺の道」周辺の歴史や文物に関して、また膨大な古典にも精通し、
そこから生み出されたたくさんの著作は日本文化の本質に迫り、日本文化の原点を解明したものです。
物産品陳列のための8角形の棚
少ないスペースでたくさんの方々が商品を見ることができ、少ないスペースで
たくさんの商品を陳列できると考え、棚を8角形にしました。
奥に見える背の高いショーケースもデザインしています。