東紀寺の家 庭と共にある暮らし

「住宅建築 2024年12月号」建築資料研究社に「東紀寺の家」の記事があり、詳しく説明を載せています。是非ご覧ください。写真は「住宅建築2024年12月号」撮影:市川靖史さんから許しを得て掲載しています。
敷地は西向きの道路より1m20cmほど高くなった40坪ほどの土地ですが、建物は土地の半分ほどしか使っていませんので、敷地の大きさの割に、庭をたくさん取ることができました。
庭には大きなシャラ、それより少し小ぶりのヤマモモ、イロハモミジ、ハクサンボク、ソヨゴが植わっています。
時候の良い季節は緑でいっぱいで、冬には常緑樹もありますが落葉樹はとてもきれいな樹形を見せてくれます。
この庭を中心とした暮らしができるよう、プランを作っています。居間食堂はワンルームで庭に面して開口部があり庭と一体に感じられるようになっています。そして一棟になっていますので、天井が高くゆったりしています。
居間食堂と直角に主寝室があります。主寝室からは南に庭が見えます。角度が変わるとお庭はまた違った感じです。
2階には庭に面して和室、道路側に書斎と客用の水回りを設けています。和室からは上からお庭を眺め楽しむことができます。
木造ですので、床下がありそこに竹炭の粉を敷いています。竹炭は浄化作用あると言われています。
外壁は杉板を焼いて作った焼き板を貼っており、木材が炭化していますのでやはり浄化作用があるように思え、劣化しにくく長寿命です。
木材は全て自然木、内装は100%の和紙や漆喰塗料、自然塗料を使い中で暮らす方々に配慮しています。