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新建築「住宅特集」2009.09 掲載

メディア掲載

伝統構法について
もう十四年も前のことになりましたが、阪神・淡路大震災の日、自宅で被災しました。私の家と隣のプレハブ住宅以外周囲には大正十二年頃に借家として建てられた日本家屋が建ち並んでいました。プレハブ住宅は階段がはずれて50㎝程床が傾き、古い家屋は壁が傾き一部屋根が潰れたところもありましたが、亡くなった方はおられませんでした。

新建築「住宅特集」2009.08 掲載

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「愛宕の山荘」をたずねて 武富 恭美/d/dt Arch.
軽井沢銀座からほど近いところに車が一台がやっと通れるほどの小道がある。両側に積まれた石は苔むしており、別荘が点在している。その中のひとつ、木立の中に美しく佇むのが「愛宕の山荘」である。隣家が気にならないように、また木立と苔の美しい庭を部屋から眺められ、斜め向かいの家の庭越しに離山を望めるように、建物は少し道路側に振って敷地奥に配置されている。

新建築「住宅特集」2009.07 掲載

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住宅の内と外
以前建主さんから「これからは防犯住宅が主流になりますよ」と言われたことがあります。この方は風光明媚な土地で、コンクリート造で窓には防犯のための鉄格子を望まれましたが、私にはそのような家はどうしても設計できませんでした。確かに防犯性能など安全に対する備えは必要ですが、あまりに過剰なのはどうか、と思ってしまいます。どこまでが適度で、どこからが過剰かという判断が人によって千差万別だとしても、やはりそう思うのです。

新建築「住宅特集」2009.06 掲載

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「楓燕居」をたずねて 川口通正建築研究所
「囲まれすぎない外部の気持ち良い空間をどうつくり込むか」という自らのテーマに川口さんは見事にこたえ、それ以上の、五感に心地よい空間を生み出した。家全体が中庭を中心に見事なハーモニーを奏でている。

新建築「住宅特集」2009.05 掲載

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家族のあり方と住宅について思うこと
情報化社会といわれる中で、たくさんの情報にさらされ、それを上手に選択することが大切ですが、私の場合、つい自分の好みにあった情報で身の回りを固め、少ない情報の中で生きているように思います。そして難しい論理が苦手な人間が時評することは的外れになりそうですが、「新建築 住宅特集」を毎号読む中から気になる事柄を見付け出し、それらに触れていきたいと思います。

私にとっての建築

エッセイ・コラム

新年にあたって、 今回の設計は前回の設計より少しでも良くなるように、今日の自分は昨日の自分より少しでも高めようと思う。 というのは、建築は、それを設計する建築家の哲学の具現化であり、その人が、生きることをどう考えているかが、そのまま形になってしまうからである。  父の考えが基本に …

佐保会館と雨戸

建築

 佐保会館は昭和3年に奈良女子大学構内に建てられた同窓会館である。このたびの改修工事では1階座敷の庭に面した1本引きのガラス戸と雨戸、北側事務室と和室の引き違いガラス戸と雨戸は現況保存とした。昔からある雨戸は開閉時には、たびたび外に出なくてはならなく大変手間がかかる。また戸は順番 …

心を込めて手をかける

エッセイ・コラム

先日知人から自家製のお米をいただいた。 旨みが凝縮されたような、しっかりとしたおいしいお米だった。 話によると、コンバインを使わず、丹精こめて育て上げたお米を昔ながらに 稲を逆さまにして田んぼに干し、脱穀してあり、手間が3倍かかっているとのことだった。 家づくりも何ヶ月間もの設計 …

庭の桜の木

エッセイ・コラム

私の家はバルコニーくらいの広さの庭に、欅、白樫、桜、金木犀などが植えてある。どんどん大きくなって、お隣まではみ出していくのは、悩みの種だが、一日に何十回と目に映り、心を癒してくれる。台風の時は、暴風から家を守ってくれて心強かったし、夏は樹木の間を渡ってくる風が、涼しくて心地よい。 …